電子工作入門以前
技術評論社
著者:後閑哲也
まえがき
なぜ電気の発見の歴史を学ぶのか
本書の構成と読み方
第1章 電気の発見からトランジスタの発明まで
1-1 電気の発見から電池の発明
1-1-1 静電気と電気
1-1-2 電気の研究のはじまり
1-1-3 電池の発明と電気の発展
1-2 電気の研究ラッシュから電磁気学の完成
1-2-1 電磁気学の研究ラッシュ
1-2-2 電気の照明への活用
1-2-3 電気と磁気の関係に気づく
1-2-4 オームの法則の発見
1-2-5 電磁誘導現象の発見
1-2-6 電磁気学の完成と電磁波の予言
1-3 発電の歴史~直流から交流へ
1-3-1 直流発電機の発明による照明の発展
1-3-2 交流発電機の発明とエジソンの敗退
1-3-3 現在の交流送電システム
1-3-4 再び交流から直流へ
1-3-5 交流の特性
1-4 通信の歴史
1-4-1 通信の生い立ち
1-4-2 テレタイプ端末によるテレックスの発展
1-4-3 電話の発明
1-4-4 電波の存在の証明
1-4-5 無線通信のはじまり
1-5 電子の発見と電子の振る舞い
1-5-1 電子の発見と原子構造の解明
1-5-2 電気の源は自由電子
1-5-3 電子と静電気
1-5-4 電流を流す力~電圧
コラム 電気の単位
1-6 ダイオードからトランジスタへ
1-6-1 n型半導体とp型半導体
1-6-2 接合型トランジスタの発明
1-6-3 電界効果トランジスタの発明
1-7 電子計算機からマイクロプロセッサの発明
1-7-1 電子計算機のはじまり
1-7-2 電卓戦争からマイクロプロセッサの発明へ
1-7-3 マイクロプロセッサの発展
第2章 電子工作とは
2-1 電気機器と電子機器
2-2 電子工作とは
2-2-1 電子工作とは
2-2-2 電子工作でできることとできないこと
第3章 電子工作を始めるための準備
3-1 電子工作を始めるために必要なこと
3-1-1 対象物の動かし方を知る
3-1-2 キットを改造する
3-2 回路図が読めて描けるようになるには
3-2-1 回路図の基本的な要素
3-2-2 回路には直流動作と交流動作がある
コラム グランドとは
3-2-3 回路図に描いてないこと
3-3 組み立て
3-3-1 ブレッドボードによる方法
3-3-2 ユニバーサル基板による方法
3-3-3 プリント基板を自作あるいは注文する方法
3-4 電子工作に必要な道具
3-4-1 必須の道具
コラム 「はんだ付けのコツ」
3-4-2 揃えたほうがよい道具
3-4-3 本格的に揃えたい道具
3-5 ECADとは
3-5-1 ECADの機能
3-5-2 ECADの例
第4章 電子回路設計の基礎
4-1 受動部品の使い方
4-1-1 抵抗の使い方
4-1-2 コンデンサの使い方
コラム 交流の表現方法
4-1-3 コイルの使い方
4-2 能動部品の種類
4-3 トランジスタの使い方
4-3-1 MOSFETトランジスタの選び方
4-3-2 MOSFETの駆動回路
コラム VCCとVDD
4-4 オペアンプの使い方
4-4-1 オペアンプの基本回路
4-4-2 オペアンプの特性
4-4-3 オペアンプの応用回路構成
4-4-4 直流増幅回路の設計方法
4-4-5 交流増幅回路の設計方法
4-5 デジタルロジックICの使い方
4-5-1 ロジックICの種類
4-5-2 基本ゲート
4-5-3 フリップフロップとクロック
4-5-4 ロジックICの使い方
4-6 電源とグランド
4-6-1 電源の役割
4-6-2 電源に関連する不具合と対策
4-7 放熱設計方法
4-7-1 放熱の考え方
4-7-2 3端子レギュレータの放熱設計例
第5章 マイコンを使うためには
5-1 マイコンを使うためには
5-1-1 現代のマイコンシステムの構成
5-1-2 マイコンでできないこと
5-1-3 マイコンの供給電源の設計方法
5-1-4 クロックの設計方法
5-1-5 入出力インターフェースの設計方法
5-1-6 ハードウェアとプログラムの協調
5-2 アナログとデジタル
5-2-1 デジタル信号の特徴
5-2-2 アナログ信号の特徴
5-2-3 アナログとデジタルの変換
5-2-4 アナログ・デジタル変換(A/D変換)の方式
5-2-5 デジタル・アナログ変換(D/A変換)の方式
5-3 周辺モジュール
5-3-1 最新周辺モジュールのポイント
5-3-2 最新モジュール一覧
5-3-3 特徴のある周辺モジュール
5-3-4 周辺モジュールの活用例
第6章 プログラムの作成方法
6-1 プログラムとプログラミング言語
6-1-1 プログラムとは
6-1-2 プログラミング言語とは
6-1-3 実際のプログラム記述
6-2 プログラムの設計方法
6-2-1 プログラムはどのように考えるか
6-2-2 既存プログラムの活用
6-2-3 フローチャートと構造化プログラミング
6-2-4 構造化プログラミング手法からオブジェクト指向へ
6-3 プログラム作成手順と必要な道具
6-3-1 プログラム開発の手順
6-3-2 PICマイコンの開発環境
6-3-3 MPLAB X IDEの概要
6-3-4 PICkit 3の使い方
第7章 プログラム作成の基礎-C言語の使い方
7-1 C言語のプログラムの書式
7-1-1 C言語プログラムの基本構成
7-1-2 実際の記述形式
7-2 定数と変数
7-2-1 変数の定義の仕方
7-2-2 定数の書式と文字定数
7-2-3 ヘッダファイルの役割とレジスタ処理の書式
7-3 関数の作り方とフロー制御
7-3-1 関数の基本書式
7-3-2 フロー制御
7-3-3 if文の使い方
7-3-4 while文とdo while文の使い方
7-3-5 for文の使い方
7-3-6 swicth文の使い方
7-4 割り込みとは
7-4-1 割り込みのメリットと処理の流れ
7-4-2 割り込みの要因と割り込み許可
7-4-3 割り込み処理の記述の仕方
7-5 コンフィギュレーションとは
7-5-1 コンフィギュレーションワード
7-5-2 コンフィギュレーションの自動生成
第8章 実際の製作例
8-1 システム設計
8-1-1 システム設計の実際
8-1-2 全体の構成
8-2 ハードウェアの設計と製作
8-2-1 リアルタイムクロックICの使い方
8-2-2 温度センサの使い方
8-2-3 液晶表示器の使い方
8-2-4 回路設計と組み立て
8-3 プログラムの設計と製作
8-3-1 プログラムを作成するときの考え方
8-3-2 ライブラリの使い方
8-3-3 プログラム詳細
8-3-4 プログラムの書き込みと実行
付録 MPLAB X IDEの使い方
A-1-1 MPLAB X IDEのインストール
A-1-2 MPLAB X IDEの起動
A-1-3 プロジェクトの作成
A-1-4 コンパイルと書き込み
索引